50歳もなかばになって、老眼もすすんできましたが、根気もあまりないくせに新しいITツールがでるとやってみたくなります。iPhone 4も出てすぐ買いました。が、音楽を聞くだけとなっています。途中でお話が脱線することも多くなるとは思いますが、みなさんと一緒にソーシャルネットワークを勉強していけたらと思っています。
山下 勝也
有限会社クレッシェンド
代表取締役
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前回までは、自分が商売をする上での、「経営資源」を中心とする整理を述べてきました。今回は、「自分が商売をするのだ」という決断をし、その決断を自分以外に話をし、反応を知るということを少し考えてみましょう。
まず始めに、一番身近な人・・・例えば、夫・妻・親・兄弟に「自分が商売をしようと思う」ことを告げてください。このときは何も詳しくその内容や計画を話すことはありません。商売を起こしたとき、「起業」したとき、成功して一番喜んでもらえるのはこれら身近な人であり、失敗したとき迷惑をかけるのもこれら一番身近な人です。ですから軽く身近な人の反応を見てください。例えば、妻からは「あなたが商売なんかできるの」、子供からは「本当にやっていけるの」、自分の身近な妻、夫、子供、親友など自分自身の性格や生活態度を良く知っている人から、いろんな言葉を聞くことができるでしょう。
自分自身を一番良く知っている人たちの反応もそれぞれです。これらの人を自分の味方にし、説得するのにはかなり固い開業計画、事業計画が必要となります。これがまず、自分が商売をしようと思うときに対外的に一歩踏み出すことです。
自分を良く知っている人、信頼している人に説明・説得するのにも、これだけの反応があるのかということを自覚することは、仮に将来銀行から融資を受けるとき、取引先に取引条件を提示するときなどに、いかに大変なことかをこれで実感できるでしょう。
他人は、特に銀行・取引先などは、自分たちも商売をしています。これらの人たちを自分の商売の協力者にすることがいかに大変なことかを、この身近な人の反応に対して説得することで得られると思います。
次は、一番身近な人に具体的に自分の商売の内容を詳しく説明する段階です。自分自身で、開業・事業計画を立案し、具体的なシミュレーションをしてください。開業計画・事業計画の立案は、そんな立派なものを作る必要はありません。まず次のことをメモ書きにしてください。
これは自分の貯金です。これをどの程度まで自分の商売に突っ込むことができるか。これは少なくとも20%くらいがその基準です。例えば、500万円くらいあれば100万円くらいです。なぜならば、商売をし始めたらどうしても諸般の事情で自分のお金を入れこむ場合が必要になります。(例えば銀行借入などは、迅速には決まりません。)そのときのためにある程度は残しておかねばなりません。
損益分岐点という言葉は、難しく考えずに、いくら売り上げなければ、赤字になるかと言うことです。まず考えられる必要経費を書き上げてください。仕入代金・経費・生活費などを全部集計して合計してください。少なくともその合計した分の利益、すなわち粗利益を出す売上目標を立てなければ、赤字となり商売にはなりにくいということです。これ以外に何項目かありますが、これは次回に書くことにします。
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