50歳もなかばになって、老眼もすすんできましたが、根気もあまりないくせに新しいITツールがでるとやってみたくなります。iPhone 4も出てすぐ買いました。が、音楽を聞くだけとなっています。途中でお話が脱線することも多くなるとは思いますが、みなさんと一緒にソーシャルネットワークを勉強していけたらと思っています。
山下 勝也
有限会社クレッシェンド
代表取締役
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今のシニアの人たちの若い頃からみれば、ビジネスはすごく立ち上げやすくなっています。昔は電話帳に載っている会社は信用できるとか、名刺に記載されている電話番号が携帯電話番号だったら信用できないということを当たり前に言っていました。
ベンチャーと言う言葉も普通に使われています。昔はマスコミなどがベンチャーブームだとかいって囃し立てている時代もありました。現在はただ単に、ベンチャーとは、新規性のある事業分野にチャレンジしていこうとする会社と定義されているだけでブームでもなんでもありません。
このように、ベンチャービジネスというと、ITなどを思い浮かべ一見華やかそうですが、ベンチャービジネスといっても商売、事業を立ち上げるということには変わりはなく、起業し、会社を設立し、業歴、社歴を重ねていく過程は何ら現在においても変わっていません。
セカンドライフでシニアがビジネスを立ち上げるときには、シニアビジネスならではのリスクはつきものですが、まず、原則を知らなくてリスクのヘッジもできないということになります。
60歳で定年をし、65歳まで働いていたシニアがいます。今は仕事をせずにあちらこちらのNPOに登録して活動をしています。でも登録したのはいいのですが、仕事らしい仕事があるのは月に1回程度らしく、後はヒマを持て余しているそうです。身体はきわめて健康です。私からすると自分でNPOを立ち上げ仲間と何かを始めればいいのにと思うのですが、ご本人にはそこまでの思い切りがないようです。
商売の世界というのは、すごく魅力的な世界であり、商売の世界には、学歴も何も関係なく、自分の才覚で大儲けできる可能性があります。その反面すべてのリスクは自分で背負うことになります。
誰もが自己の可能性を信じ、商売の世界に入ることはすばらしいことですが、反面リスク回避の手段をいつも頭に入れておくことが必要です。
この商売の選択肢が狭かった時代の人たちが今のシニアの人たちです。しかし、先のNPOのようにお金儲けという尖った考え方ではなく、社会貢献のための組織体も認められるようになってきました。
これまで、サラリーマン生活で会社がリスクを吸収、解決してきました。いざ、自分ひとりで何かをすることになったとき、何からすればよいのかという不安より、なんの知識や知見なく行動を起こすことに不安を感じるはずです。
このようないろんな知識や知見を、まず本編では垣間見ていくことにします。
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