50歳もなかばになって、老眼もすすんできましたが、根気もあまりないくせに新しいITツールがでるとやってみたくなります。iPhone 4も出てすぐ買いました。が、音楽を聞くだけとなっています。途中でお話が脱線することも多くなるとは思いますが、みなさんと一緒にソーシャルネットワークを勉強していけたらと思っています。
山下 勝也
有限会社クレッシェンド
代表取締役
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いわゆる団塊の世代と言われる層は、戦後、彼らが成長する時代においていつも市場を牽引してきた真の意味でのボリュームゾーンだといわれています。
少し前になりますが、団塊の世代の大量退職がいよいよ始まるという時期ぐらいでしたか、そのシニア市場を目指して多くの企業が参入に意欲的になっていた時期があります。各企業はこの最後のボリュームゾーンを取り込むために各業界でいろんな商品を開発し、いろんなビジネスモデルを模索し、この団塊の世代の大量退職に備えてきていました。
そして、現在、団塊の世代の大量退職が始まっていますが、始まる前に考えていたほどこのボリュームゾーンが活性化されてもいませんし、爆発的に目立った話題も提供してはいません。テレビを見ていても、高齢者や病気をもっていてもシニアが加入できる保険商品やヒザ、腰、血圧、アンチエイジングなどの健康食品などのCMばかりが目立ちます。
アクティブシニアという言葉などどこ吹くかぜというような雰囲気で、健康寿命が尽きる75歳前後までいかに楽しく過ごすことができるかということを念頭においているようなものばかりです。
これは決して悪いことではありません。個人的にもいつまでも若く健康でいたいと願っています。要するに、各企業や業界は、団塊世代の大量退職前に考えていたこのボリュームゾーンのイメージと、大量退職が始まった後のイメージがまったく異なったものであったのでしょう。
絶えず日本の市場の牽引役だった団塊の世代というボリュームゾーンが質的変化を起こしてしまっていたのです。それは彼らが退職する前の日本の社会経済環境の変化に端を発しています。
失われた20年といわれたバブル崩壊後のデフレ経済、そのなかで起こったリーマンショックなどこれまで日本の高度経済成長を経て、バブルという頂点をきわめ、奈落の底に突き落とされたのがボリュームゾーンの団塊の世代です。この間彼らは傷つきそして老いてゆく自らを考えたとき、今後、老後をどうするかを考えることは当然であり、団塊の世代にはいまや過去のようなきらびやかなボリュームゾーンとしての輝きはありません。
非常にネガティブなお話にはなりましたが、いろんなところから注目されている団塊の世代シニアの現実的な立ち位置です。このようなことも踏まえてセカンドライフを考えてみることも必要となります。
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